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【SAOアニメ】アリシゼーション編 第一話『アンダーワールド』レビュー

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10/6 SAO至高のシリーズ『アリシゼーション編』スタート!

しばらくブログから離れていましたが、SAOアニメのアリシゼーション編がスタートしたことで復帰しました。笑

そもそも固定ファンが多いSAOの中でもシリーズ至高と言われるアリシ編のアニメ化について、原作も読んでいる私の目線でレビューしていきます。

とりあえず一話を視聴してみたところの感想は、ちょっと待て!展開が早過ぎる!といった印象ですね。

今回のアリシ編は4クールでアリシ編全てやり切ることが決まっているので、序盤から飛ばしてるのかなーと。

これまでのSAO作品は、現実と仮想世界の間における概念を様々な角度から語ってきました。

  • 茅場晶彦「これは、ゲームであっても遊びではない」
  • キリト「仮想世界だからこそ、どんなに愚かしく見えても、守らなきゃならないものがある」
  • リズベット「心を感じること。現実世界でも、この仮想世界でも、それだけが唯一の真実なんだ」

アリシゼーション編の醍醐味は、この現実と仮想世界の関係を高次元に昇華させた点だと思うんです。

その点において、原作ではアリシ編はバックボーンとなる世界観がくどいくらい丁寧にかかれているのに対し、アニメはストーリーラインを追う展開優先になりそうなので、少し前提を補完して視聴していかないと、登場キャラの言動がちょっと不可解になったり、感情移入しきれないんじゃないかとも思います。

アリシ編に登場する、アンダーワールドという世界の現実感、純粋さ、悲しさ、残酷さといった世界観をちゃんと味わって欲しい。

というわけで、1話を観ただけで、レビューもかなり辛口になりそうですが、興味のある方はよろしくお願いします。

第一話『アンダーワールド』レビュー

アンダーワールド少年時代

というわけで第一話アンダーワールドのレビュー。

キリトとユージオのイチャラブ感()はしっかり出ていたシーン。

少女時代のアリスの容姿についての作画は流石だと思いました。

特に髪の色が綺麗でしたね。

氷を取りに洞窟へ行こうというシーン。

ここで禁忌目録というワードがさらりと登場するのですが、この禁忌目録に対するアンダーワールド住人の縛られ方がアニメではかなり端折られています。

アンダーワールドの住人がもっとも厳守すべきこと。それは禁忌目録なんですね。

この世界の住人は禁忌目録に違反することは無いよう、産まれた時から徹底的に教え込まれています。

そういう面において、アンダーワールドにおいてキリトがやんちゃ過ぎるキャラクター像なのです。

アリスも洞窟探索には乗り気でしたが、彼女は禁忌目録を熟慮した上で、抵触しないよう考慮して行動すれば良いと考えています。

アニメだと3人の中ではユージオが臆病で気弱な感じで描写されていますが、彼の人物像はアンダーワールドの住人のスタンダードな姿で、そもそもアンダーワールドの住人は禁忌目録にだけは抵触しないよう極めて保守的な暮らしをしています。

この禁忌目録を厳守するアンダーワールド住民の姿勢が重要なのは、アリスがダークテリトリーに指先を触れてしまった時の動揺感

もう一つは↓これアリスのお父さんなんですが、処刑宣告を受けた娘をあっさり捕縛して引き渡すシーン。

小説ではショックを隠せない、それでも娘を引き渡さなければならない心痛が描かれています。

それくらいに禁忌目録に抵触するというのはアンダーワールドの住人にとって重い罪であり、公理教会から派遣される整合騎士という存在は絶対的存在なんですね。

村人もあっさり整合騎士の言うことに従い、キリトを押さえつけてしまいます。

アリスやキリトに感情移入すると、一見誤解しそうですが、アリスやキリトは村人との関係が悪いわけではないです。

禁忌目録、公理教会といった存在に対して、異常なまでにアンダーワールドの住人は従順だという世界観があるんです。

右目がおかしくなってしまうユージオについては、ネタバレになるので割愛。

といった感じで、アニメではアンダーワールドの世界観がかなり端折って語られてしまっているのが気になりました。

GGOアニメ特別シーン

原作には無かったシーンです。

PS4のゲーム「フェイタルバレット」に登場したクレハツェリスカがワンカットだけ登場していますね。笑

アニメならではのこういうファンサービスは嬉しい演出。

現実世界 『フラクトライト』についての解説

エギルのお店でキリト、シノン、アスナの3人でキリトのバイトについて会話するシーン。

ここでキリトは菊岡から頼まれて協力しているバイトの仮想世界と人の魂と言えるフラクトライトについて説明します。

このフラクトライトについての説明がアニメではかなり端折られてしまってるのが、おいおいwという感じでした。

原作ではキリトがこのフラクトライトについて、かなりしつこいほど細かく説明します。

人の心はどこにあるか?というテーマから始まって、それは脳にあり、その脳の中で各器官がどういう役割をしていて・・といった非常に複雑な話があり、量子世界まで分解していくと光子、つまり『光』であると結論付けているんです。

この世界観は非常に重要で、アニメでは割と短絡的に人の魂=フラクトライトとして定義してしまっていて、SFチックに描かれてしまっているのですが、我々の精神部分が脳のどこにあるのか?という研究は現代科学でもっても未知な世界です。

原作者である川原さんはこれを量子力学の視点から、ミクロな世界で我々の精神を構成しているのは光であると、アリシゼーション編で定義付けているんです。

そして、実際に川原さんと直接会話できる機会があったので、どうしても聞きたくて聞いてみたんです。

つまり、原作者である川原さんは、フラクトライト、すなわち人の魂は光である、という点についてフィクションではなく、現実の話として、あるいはその境界線ギリギリのラインで描かれているんですね。

だから、小説では読み解くのがクッソ面倒なくらいフラクトライトについてキリト君がやたらと熱弁してたんです。

SAOのテーマである現実とSFである仮想世界の関係性において、原作者は過去作品からもう一段密度を高めたかったんだろうなぁと。

 

SF作品の面白さって、その世界観においてどの程度リアリティを持たせられるか?という点が重要だと思うんです。

そして、そのアプローチは二つあると思います。

1つは純粋なSFであるが、その世界が実際に訪れたとしたら人はそういう行動をとってしまう・・と思わせるリアリティ。

もう1つは、部分的にはSFではあるが現実的に起こりうる可能性や未知なる要素を残すリアリティ。

SAOアリシゼーション編は後者の手法をとっています。

 

このフラクトライトについての考察が重要なのは、SAO作品として

アインクラッド編で、電子パルスで脳を焼き切って自殺した茅場が、どうやって仮想世界に存在し続けたのか?

アリシ編に登場する、アンダーワールドの住人や、アリスやユージオの存在を何と定義するのか?

原作者が現実と仮想世界の概念はどこまで収縮させたかったのか?

というテーマに直結します。

 

また、アニメ作品として人の魂や精神を扱う作品は多いですが、SAOアリシ編ほど科学的に深く入り込んだ作品は異例だと思います。

第1羽のアニメレビューとしては、ファン要素を高めるのは凄くありがたいのですが、アリシ編の根幹であり骨格を形作っているフラクトライトの解説が薄くなってしまっているのが、かなり心配。

やはりフラクトライトに対する原作者の想いや、考察を知った上で、視聴すると例えばアリスやユージオへの感情移入が全然違うんですよ!笑

 

というわけで、かなり辛辣なレビューになってしまいましたが、2話以降も書いていこうと思います。

原作未読の方にとっては、アニメ版での背景を補完する意味合いで読んでもらえたら幸いです。笑

参考記事

【SAO】『アリシゼーション編』第9巻レビューと解説 フラクトライトへのこだわり(ネタバレなし)

-SAOアニメ, アリシゼーション

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