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【SAO】『アリシゼーション編』第9巻レビューと解説 フラクトライトへのこだわり(ネタバレなし)

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最初に

SAOはアニメだけの視聴にこだわってきたのですが、あることをきっかけにアリシゼーション編が無性に気になるようになりました。

元々、アリシ編はSAOの中でも至高のシリーズだと見聞きしていました。

かつその内容が”難しい”と聞いたことで、待望していたアニメでの描写不足が気になり、今更ながら小説に踏み込みました。

そんなことなくても読めよという話なんですが、正直最近は刺さる作品に中々出合えず、アニメにすら手を出すのも抵抗があったので。

小説は第9巻から開始しました。GGOまではアニメで視聴していたので。

ストーリーの繋がり的には、アニメ1期+2期→小説9巻でも問題なく読めると思いました。

ちなみに小説に手を出したきっかけとなったのが、キリト君のこの台詞です。

(ネタバレ回避のため一部伏せています)

『お前は人間だ、〇〇。
俺と同じ……

幾つも間違いを犯しては、その意味を探して足掻き続ける……
人間なんだ』

アリシ編に登場するキャラクターや、職業?、武器くらいの名称までは、ゲーム等の情報として知っていました。

ただ、その具体的な内容までは知らなかったので、この描写には驚きました。

てっきり、〇〇〇だと思っていたので。

SAO 第9巻レビュー

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冒頭ストーリー

冒頭のストーリーは混乱しました。

これ本当にGGOの続きなのか?という感想で。笑

ここは構成力ですね。第3者視点からキリトを観るという点はとても新鮮でしたし、面白かったです。

ただ、やはりちょっと最初は読み進めるのが入り込み辛いと思います。

人の魂はどこにあるのか?

SAO(アインクラッド編)のデスゲームを起点して、SAOには『生死』に関わる描写が多いです。

多いというか・・これは原作者が意図的に置いているもので、作品に臨場感を持たせる目的もありますが、人の生死を通しつつ人の魂はどこに存在するのか?という哲学が流れています。

その最たるものが、現実世界ではすでに死亡している茅場昌彦がストーリーを通じて何度も登場する背景ですね。

作者である川原さんは、これを現実世界と仮想世界という二つの世界を通じ、人の魂についてのメッセージを出しています。

キリト君が「現実世界と仮想世界に違いは・・」といった台詞があるのも、この哲学に通ずるものですね。

SAOでの生死は、アインクラッド編でのデスゲーム、GGOのデスガン事件、ALOでの〇〇〇の病死という形で登場させてきました。

個人的か感想ですが『ALO、〇〇〇の死亡』で、人の生き死にについてはもう描き切ってしまったんじゃないか?

と思っていたのです。

この予想をアリシゼーション編で裏切られました。

全く別の形で描き直しています。

それは新たな世界観を創り出し、より現実世界と仮想世界の境界線を踏み越える形で。

何より、これに震えました。

第9巻は人の魂であり、心を定義するところに主眼が置かれています。

この描写はとても複雑で、おそらく本編を読み進める上ではほぼ問題ならず、ちょっと過剰だと思えるくらい、キリト君が脳の原理や量子について色々語ります。

この9巻の描写はメイン読者が若手(中学生、高校生)ということを考えると、原作者と編集者の間でそうとう議論が起きたんじゃないか?と推察します。

何故川原さんがここまで複雑な描写を入れる必要があったのか?

という点ですが、川原さんがSAOに現実感を持たせたかったからでしょう。

SF作品を書く立場になった時、一番つまらないと感じるのは『所詮はSF』と一蹴されてしまうことでしょう。

SF作品だからこそ、『リアリティ』を持たせる必要があるし、そこにこだわったのだと思います。

個人ごとですが・・

自分はプロの小説家の世界には立ち入ったことも無いので、その真意は推し測ることもできません。

ただ真似ごととして・・小説ではないですが、小話として『意味が分かると怖い話』を創作することがあります。

その時には「現実にもありえそう」とか、「理解すると凄く人の嫌な部分が露出する」とか・・そういう点にこだわっています。

SFだから何でもあり、というのは全くセンスを感じないんですね。

 

心を光子(フラクトライト)とする量子力学の世界

アリシゼーション編では人の心を光子と定義付け、その名称として『フラクトライト』と呼んでいます。

光子というのは要は光です。

先述したとおり、この辺りをキリト君がやたら難しく解説していくのですが、ただのSF話では無さそうなんですよね。

調べていくと、こういった文献も存在していました。

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『量子力学』といった言葉を見聞きしたことがある人はいると思います。

ネットで検索すると、その概要について大量に出てきます。

要は分子より小さい、原子以下の世界を模索する学問ですね。

目の前に身近に存在するのだけども、視認出来ない領域です。

この世界は学論の中でもきわもの扱いを受けてきました印象もあります。

その研究内容や研究結果は、まさにSFそのものだったりするからです。

人の観測によって結果が変わるという有名な『二十スリット実験』はパラレルワールドという概念を現実世界において議論させています。

参考)この記事が一番分かりやすく解説しています

こんな話を持ち出して、何が言いたかったかというと、9巻の小説の中に登場する魂の本体『フラクトライト』は光子であり、量子世界の存在と定義しているんです。

これは今を持って人知が届かない未知の領域です。

ここには結論が無い。(だからきわもの扱いも受けるし、一般論として受け入れがたい存在です。)

つまり、フラクトライトの存在もまた、現実論ともSF論とも言い切れない

SAO過去シリーズからの別次元化

第9巻は本編ストーリーの序盤ではありますが、やはり原作者が強烈に残したかったメッセージは心の本体は『光』である、とする世界観だと考えます。

SAOシリーズを通じて描写してきた「生死とは?」から、その本体である魂を再定義させる。

それによって、仮想世界における”生死”を、全く別次元に昇華させる基盤を用意しました。

ネタバレになるので避けていますが、アリシゼーション編では、仮想世界そのものが、既存の仮想世界とは別の概念になっていくんですね。

今までのSAOはそうはいっても、現実にあるゲームをフィクションにしたものでした。

アリシゼーション編では、GGOまでのストーリーと結び付けながらも、川原さんが追及した仮想世界に一気に引き寄せられます。

このクリエイティブ・センス!

多くの人から賞賛を集めているSAOのストーリーですが、アリシゼーション編は原作者が描きたかった中核であり本体だ、と感じざるを得ないのです。

心が光だとしたら?

SAO、9巻を呼んで1つ救われたことがあります。

心の本体が光と定義することで、心が揺れ動くことはさも自然なことなのだと思えたことです。

 

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